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数学高1の壁

■KMA学習法が数学ができなくなる原因です

 

 「三平方の定理(ピタゴラスの定理)は,どうして成り立つか。」がわかったとき,誰でも「なるほど,そうなんだ!」と納得し,少しだけ賢くなったような気もして,ちょっとした充実感を味わうことができます。

「理解して納得する。」

 この繰り返しの中でだんだん「ものを考える術(すべ)」が身につき,今後,自分の身の回りに起こる様々な事柄(仕事でもプライベートでも)について,正しい判断ができるようになる。それが数学を学ぶ理由の一つです。

 ですから,結果を覚えることは当然必要なのですが,その訳を(できれば感動とともに)理解することがとても重要なのです。中学の数学もそうですが,特に高校からの数学ではその面がたいへん強く表れてきます。

 

 KMA学習法というものがあります。公式(K)を丸暗記(M)して問題に当てはめて(A)答えを出すような数学の勉強法(?)のことです。実際,そのような勉強をしている中学生,高校生がたいへん多くいます。そして,それが数学の勉強だと思い込んでいるようです。

 しかし,そのような学び方では,本来数学を勉強して身につけられるはずの「考える術」が養われません。それは「理解して納得する」が抜け落ちているからです。そして,高校に入って間もなく授業にもついていけなくなってしまいます。これが
数学の高1の壁 です。

 「高校になったら数学ができなくなった」という生徒さんが多くいます。もちろん,中学より量も多く,内容も難しくなっているのは確かですが,できなくなった本当の理由は勉強の仕方を間違っているからです。

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